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7月4日 テーマ Society5.0 とDX

Artificial Intelligence
society5.0社会とは「AIの発達により、ヒトが個人の個性を発揮できるようになる社会」
AIがSociety5.0の最重要技術

 

【AI】
2001年にスピルバーグが作った映画です。不妊の夫婦のために作られたAIチャイルド
夫婦に子供ができたことで不用になり放浪の旅に出る。

ジュード・ロウ演じるセックスロボットのやさしさやロボット嫌悪主義者によるいじめなど、ロボットの話なのに胸が締め付けられる内容です。スピルバーグは現実の差別をAIに投影して作ったと思われます。

【ブレードランナー】
1982年 AIテーマの不朽の名作。フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を原作とする映画だが、かなり人間性に振った表現で、これ以降の近未来地球の標準表現を作った。
小説の舞台2017年に続編「ブレードランナー2049」が作られたが、この映画は原作小説がない。
見どころはバーチャル恋人「ジョイ」の存在。主人公を守るために自分を犠牲にするというAI

vol1.6/6 OnAir

Ruth Bader Ginsburg

【最強の85 歳】
2018 年 ジュリー・コーエンとベッツィ・ウェスト監督・製作。リベラル派として25 年間にわたって合衆国最高裁判所陪審判事を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)の人生を追ったドキュメンタリー。RBG は2020 年9 月に在任中に亡くなり、トランプ大統領(当時)が代わりに保守派の判事を指名しようとして物議を醸した。女性に解放され始めたハーバード・ロースクールに夫の後輩として入学し、子供を育てながら最優等生として卒業した。卒業後、夫のニューヨークでの就職に伴いコロンビア大学のロースクールに編入し学位を取った。1973 年に勝訴不可能といわれた性差別裁判で勝ち「性差別と戦う法律家」としての立場を勝ちとった。
【ビリーブ 未来への大逆転】
2018 年 ミミ・レダー監督 ルースの「性差別是正裁判」勝訴までをドラマ化。監督も女性で当時のアメリカの露骨な性差別の様子が描かれているが、フェリシティー・ジョーンズの素晴らしい演技によりドラマとしての完成度も非常に高い。フェリシティー・ジョーンズは映画「インフェルノ」でトム・ハンクスと共演して以来の話題作。興味深いのは。RBG が勝訴した裁判の内容が「介護休暇取得が男性に許可されない」という問題点を合衆国憲法違反として訴えた点である。ジェンダー平等は男性にとっても重要な観点であることに気付かされる。
Nicole Mary Kidman

【ステップフォード・ワイフ】
2004 年 フランク・オズ監督 主演 ニコール・キッドマン 監督のフランク・オズがスターウォーズのヨーダの声を担当していたことはあまり知られていない︖1975 年に一度映画化されて当時の女性蔑視「ミソジニー」社会への痛烈な批判を描いた。2000 年代にアメリカで女性の社会進出が進み、それを快く思わない男性側からの「揺り戻し」を描いている。
ニコール・キッドマン演じる失脚した女性プロディーサーが、郊外の町ステップフォードに移住してから起きる不思議な出来事をコミカルに描いている。男性しか入れない「男性協会」や住んでいる女性が皆専業主婦であること、人権派作家の隣人が突然従順になってしまうこと。いわゆるブラックコメディーである。

 

Heroes

【アリータ バトルエンジェル】
2019 年 ロバート・ロドリゲス監督 ジェームズ・キャメロン(アバター)ジョン・ランドー(タイタニック)という敏腕プロデューサー2 人が本城ゆきとの漫画「銃夢」にほれ込み実写映画化した作品。実写ではあるが主人公のキャラはアバターと同じモーションキャプチャーによるもの。原作の世界観は完全実写化では困難であったと思われる。主人公のアリータは屑鉄の山から拾われた少女サイボーグで、自身の記憶をなくしているがその技術を手に入れようとする犯罪者に襲われ、失われた格闘術"パンツァークンスト"の使い手であることを知る。
セーラムーンと時期を同じくして少女戦士の物語が日本の作家によって語られていたことは象徴的である。